楽しく実現してしまう中期経営計画とは

中期経営計画を作ることは、お店を経営していく上で必要不可欠なことです。

そのとき、多くの人たちが陥りがちなワナがあり、私も何度もこのワナにハマったことがあるのですが、なかなか気付けないので、事業計画を立てるときは、ぜひこの記事をお読みいただき、活かしてください。

経営計画って何？

中期経営計画は、お店が3〜5年で目指す「あるべき姿と現状のギャップを埋めるための計画」ですが、そもそも5〜10年後にどうなっていたいのかという「経営ビジョン、お店のテーマ」を実現するために、中期的に何をするのかを明確にすることです。

そのため、本当に実現したい経営ビジョンが曖昧なまま計画を立てると、どうしてもハマってしまう「ワナ」があるのです。

もし、本当に実現したい経営ビジョン（コンセプト）が曖昧なまま、もしくはバランスの悪い経営ビジョンを掲げて計画を立てようとすると、「売上を上げるために何ができるか」を考えてしまうのです。

「売上を上げるために何ができるか」考えているということは、計画の目的が「自分たちの売上を上げるため」になるので、お客様は「自分の売上を上げるための手段」になってしまうのです。

その結果、「どうやって売るか」を考えてしまうので、売り方ばかりに意識がいくようになり、どれだけ頑張って仕事をしても、お客様の心の奥底に、「その頑張りは自分の売上のためでしょ？」という不信感を感じてしまうため、お客様との一体感を感じにくいのです。

その感覚は、どれだけ隠しても、お店の雰囲気、美容師の雰囲気で必ず感じてしまうので、「いつかお客様がいなくなってしまうのではないか」と、いつまで経っても不安が消えない経営になってしまいます。

お客様が感動するほど喜び、美容師も楽しく、お店や会社も喜ぶ、そのような中期経営計画を立てることができれば良いですが、その計画をさらに、「経営ビジョン（コンセプト）が実感できる技術やメニュー」に落とし込まれていれば、その計画は、みんなが喜びながら必ず実現してしまいます。

そのような計画とは、次の要素が入った内容になります。

👉本当にやりたいことを決める＝お客様に実感していただきたいこと
👉お客様に実感していただきたいこと＝実感するための道筋が明確になる！

そして、本当にやりたいことをやっている自分やスタッフ、そしてお客様はワクワクしているかを振り返ってみてください。

ワクワクしている実感がくるだけではなく、その実感が来た時に楽しいなぁ・・嬉しいなぁ・・気持ちいいなぁ！そう感じたら、「これで行こう！」と軽い感じでいいので決めてください。

この経営ビジョンは必ず実現してしまいます！

Tekagamiサロンでは、「安心安全に、いつまでもキレイな髪でおしゃれを楽しんでいただきたい」という共通のコンセプトがありますが、全国各サロン様の個性、魅力を活かしてこのコンセプトを実感することができます。

日々の仕事で何か迷いが生じることがあれば、ぜひ、今一度Tekagamiの共通コンセプトを思い出していただき、メニューの流れを振り返ってみてください。

ぜひ、いつでもこの楽しさを実感しながら、日々充実した仕事をしていただければと願っています！